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2006年 09月 12日

レストランを作る・・と言う事。

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お店を作るにあたって一番、悩んだのはデッドスペースです。(客席も厨房も作れない中途半端な空間)当店の場合、入り口から客席に着く前の廊下にあたる部分が最後まで悩みました・・。坪数自体があまり大きくないのですが、ただの外食産業とちがうと思っているフレンチの専門料理店(お客様の回転数ではなく、あくまでゆとりを感じさせ、日常では無い空間、自分が思い描く個人店のセンスの発揮所)ですので客席とお手洗いだけは少しでもゆとりを持って設計したかったのと、あまり厨房をいじめると専門的な料理が難しくなるのと、大きなお皿を使用し盛り付けや片付け、良い動線での調理が出来ないと個人店特有の出来立ての素晴らしい味(何者にも勝ると思います)がボケてしまう・・・。等の色んな考えからただの廊下にしてしまおうと決定しました。お手洗いも廊下に設置し、お客様からはただの廊下ですが。私からすればアンティークの大きなクローク(お客様のお荷物やコートを預かります)や、大事なワインセラー(300本以上のストックから、あらゆる趣向のお客様に対応できます)イギリスから取り寄せたアンティークのシャンデリア、ウォールライト、赤い絨毯のマット・・。全てが自分が望む贅沢な空間に仕上がりました。

扉を開けて、客席に着くまでの僅かな時間ですが気持ちの高揚を覚え、着席したら普段の自分ではない自分を演出できる場所に辿り着きます。そこで私共の演出に身を委ね、専門料理店の良さや、奥深さを堪能してください。料理のみを楽しんで頂いても充分に満足できますが、映画を見るように五感を研ぎ澄ませて見た時のような満足度を味わって欲しいと考えます。
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by fumi-sama | 2006-09-12 10:25 | Magasin お店の事全般


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