2006年 11月 29日
日本から連絡した時に、マダムシュレールは料理をする為に席に付いてご飯を一緒しないとお伺いしたので1食は私が作りましょうか?皆さんで食卓を囲みましょうと提案したところ、とても楽しみにしていてくれていたみたいです。 コルマールの街付近のN83号線沿いにあるロンポアン(超大型スーパー)で食材を購入し オードブルで和食の前菜を3種類、焼き茄子でスープ、魚をスズキのブールブラン(アルザス特産の蜂蜜ビネガーで)、真鴨のフィレを照り焼きにしパーフェクトなロゼに仕上げ、デザートにクレームキャラメルとキッチンにあったリンゴと洋ナシを使ってタルト・ア・ラ・メゾン、ジェラール・シュレールと説明するととても喜んで頂けました。 お客さんがいると、普段は一緒に食事を取れないマダム、旦那の出張でシュレール家に子供を連れて来ていた一番下のお嬢さん(クロディーヌ)、ジェラール本人、鏡さんの6人で食卓を囲む事が出来て楽しかったです。本当は長男のブリューノ・シュレール夫妻も来る予定でしたがその日たまたま、コルマールで催される演劇を見に行く予約を入れていたので食後のデザートの時に合流しました。 今年71歳になるジェラールとマダムでしたが、全て完食し1品1品説明や作る工程を求め、このキッチンでどうやって肉をロゼに焼けたかと言う質問をしてくれ、最後のクレームキャラメルには最高の驚きと賞賛を頂きました。 フランスの地方では一部の高級レストランやシャトーホテルを除いて、お肉をロゼに仕上げる事は少なく、クレームキャラメル(プリン)もガチガチに火が入った物が多いと思いどちらの火入れにも最善の注意を払い、最高の状態で提供した事に対して彼らは本当に喜んでくれました。その注意した点を鋭く観察し常に質問をして大変興味深そうにする表情が忘れられません。 フランスで料理を作ると、このように本当に興味を持ちどうやって作ったか?等の質問や特にこれが美味しいとか、とても良い仕事だと言って下さるので本当に気持ちが良く作った甲斐がある。
by fumi-sama
| 2006-11-29 08:52
| Mon journal 私の私的日記
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