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2007年 03月 12日

Christofle

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先日のディナーは御予約が御座いませんでした。楽しみにしていた番組があったので早々に掃除を済ませ、片付けて家に帰りました。それは今回クリストフルの製造過程を見れる「ウルルン滞在記です」
クリストフルとは全世界共通に卓上の芸術品とまで言われるフランスの銀製品の会社で、間違いなく各国の銀製品の中でも最高級の逸品の銀細工製品です。
創業から170年来、その座を守り続け現代でもお客様をもてなす際の最上の食器であるとされています。
その顧客に名を連ねる、誰もが知るところではナポレオン3世やルイ王朝。又マリー・アントワネットが好んで使用したモチーフであるルイ16世様式を配した食器であります。
今でもその伝統のシリーズは残っておりとても高価な銀器です。
西欧文化での銀製品を食卓に配したり、生まれた赤ちゃんにプレゼントをする習慣は色濃くあらゆる意味を含みます。元来、銀は富の象徴であり食卓は勿論、生まれた赤ん坊には一生お金に困らない様にと言う願いを込めると言われています。その他には銀製品は人間の身体に毒の成分に触れると一瞬で変色する為、当時の毒対策の一環でもあったとされます。更にはナポレオンが各国に攻め入る時に食器として持ち歩き戦争の資金に困った時には各国で銀食器や蜀台を売り戦争のお金に代えていたと言われています。その背景から世界各国の王室、エリゼ宮、各国の公邸、大使館、プレステージを求める一流のホテルやレストランで愛用される逸品へと広がって行きます。

当店でも私の誇りや、お客様へのおもてなしの意味を兼ねてクリストフルのリュヴァン(マリー・アントワネットが好んだリボンのモチーフ)、アリア(中世の柱がモチーフ)、アルカンシア(貝のモチーフ)、バケット(シンプルなタイプ)等々と数種類の使い分けをしています。
今日までのフランス研修で色んなアンティークショップを覗き、シンプルでいい物があればその都度、少しずつ購入し増やしていっております。(これが色んなシリーズをバラバラに揃えている理由の一つです)又、ティーポットや珈琲ポット、シュガーポット、クリーマー等も準備しておりますがまだ、綺麗に磨き上げておりませんので登場はさせていませんが・・・。TVのお陰でお客様にも関心と知識が加わる事で使用する意味が出来ました。そろそろ磨き上げるタイミングのようです。
洗浄や磨き上げ、銀は直ぐに焼け、クスミが出るので手間がかかるのでタイミングや料理内容によっては使用しておりませんが・・・・。悲しい事に現代ではコストの削減の為に銀に変る手軽で安いステンレスやメッキが主流で殆んどのお店は銀製品を使用しておりません・・・・・。プルミエクリュではそのような手間とコストをかけてでも良い食事の時間をご提供したいと思い、準備しております。重厚感や口に入れた時の違い、ステンレスや洋白メッキとは全く異なる重みがある輝きです。是非、存分に味わってみて下さい。

私はこの仕事を自分で始めてからは自分のお店では食材の新鮮さ、安心、料理が美味しいのは最低限の基準だと決めて戒めております。(いろんなお店はあるのであまり例に挙げることは避けますが・・)
それ以外にも気持ちよく、快適に食事出来、あらゆる面でお客様を迎え入れ、心底満足してもらう事が必要なお店です。

当店は決して高級店では御座いませんが、カジュアルさや気軽さ、トータルコストの安さ、日常の延長の食卓の手助けをするお店ではありません。

食事は楽しくてはならない時間ですが、当店はそう言った日常から少し離れた、優雅な時間、美味しい食事、会話、等特別な時間を演出する為の食卓です。是非、日頃の肩の力を抜き、日常や仕事のストレスから開放され、心地良い空間をお楽しみ下さい。
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by fumi-sama | 2007-03-12 07:32 | Magasin お店の事全般


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