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2007年 10月 25日

ストラスブールからノーザルテン村へ

ストラスブールで1夜を過ごし、翌日の朝。
今回もストラスブール駅近くのエルツ(Herzt)でレンタカーをして始めの訪問先へ向かいます。
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ストラスブールの高速道路4番のジャンクションからコルマール方面へ乗り、A35線を走りオベルネへ向かいます。
オベルネにはモン・サン・オディールと言う断崖絶壁にある修道院に寄る予定でしたが、この日の生産者のお宅での滞在時間が予定より大幅に長かったので(蔵元への訪問の常識では最低2時間は余裕を持っておかなければなりません。)観光を諦めました。終わってみると5~6時間程度の厚い歓迎をして下さりました。
高速を30分も走らない途中のジャンクションを分岐し目的の村、ノーザルテン(Nothalten)
へ向かいます。

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途中から高速を降り、Route du Vin(ワイン通り)を南下して10分も走ると最初の目的地へ到着しました。
Domaine Julien Meyer(ドメーヌ:ジュリアン・メイエー)です。今回絶対に訪問したい生産者でもあり、前知識では今回最も難しい生産者であると認識しておりました。
(正直行くまでは訪問を許可してくれたのが不思議で、どんな気難しい人なんだろうか・・・と不安に思っていた生産者です)
何故なら、世界的な一流の生産者やBIOの生産者の間ではとても有名な人なのですが世間一般に出回っているワイン評価本や、媒体等には一切顔を出さないので不思議な謎のような存在でした。
そんな相手に態々ワインのサンプルを送ってまで世論や専門的な評価によって自分のワインを評価される事を事の他嫌い、顔を見ていない相手にはワインは売りたくないとまで言う職人気質なのです。長年彼が幻の醸造家と言われる所以です。
緊張と恐怖に襲われながら恐る恐る門をくぐって・・・・・実際、会ってみるととても気さくで芸術家肌で感性も研ぎすませれて何よりも真摯な存在でした。
第一声は「良く来てくれたね、妻を紹介するよ。 お昼は食べた?まだなら一緒に食べよう。
後で畑を案内してヴァンダンジュリー(葡萄の収穫人)も紹介するよ! 今日時間は余裕ある?」だった。
拍子抜けしたがとてもとても良い人に出会ったと五感で確かに感じられた。

何よりも、今回の訪問にあたりコンタクトを取り「初めて行く村なので何か行き方や目印はあるか?」と聞くと、ミシェランのWEB地図で丁寧に最も簡単な行き方を3通りも送ってきてくれた。

アルザスはブルゴーニュにも引けをとらない素晴らしい産地でありながら、法の整備が遅く、生産者の意識も低いこの地で頑なに頑張り世界的な活躍をしている素晴らしい生産者(農夫)がいます。
しかしかれらは大きなメーカーの影に埋もれたり、有機栽培農法の偏ったイメージを販売する生産者と一緒にされたりと何かと突出しませんが本来あるべき姿を垣間見れます。

(インポーター資料)
彼の所には有名ソムリエや有名レストラン、ワイン評論家が沢山コンタクトを取ってくるらしいのです。でもサンプルワインは送りません。そして会っていない人へのワイン販売は一切行っていないのです。普通は喜んで送るのがほとんどです。でも彼はここに直接訪問してくれた人には喜んで自分のワインを紹介するけれど、郵送で送ったりは絶対にしないそうです。言われてみると正統派な意見ですが、それは理想であってなかなか実践出来ないのが現状です。
彼から教わった事は沢山あり過ぎるのですが、素晴らしい名言の中の1つ「土を醸造家が借りている」と言っておりました。大きな自然界の中で、今、この瞬間借りさせて頂いている、だからいいかげんな仕事をしてはいけないそうです。 私の尊敬する醸造家がまた1人増えました。パトリック メイエー氏です。(お父様の名前がジュリアン氏)偉大なる醸造家のワインです。
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by fumi-sama | 2007-10-25 05:37 | Magasin お店の事全般


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