2007年 12月 20日
試飲室に移動しとてもご機嫌なビネール氏。ここでも試飲用に置いてある冷蔵庫の中身が一目で判るように外側に現在何処に何があるのかきっちりと振り分け図を書いており几帳面さが見れる。 しかもどんどん新しい物も抜栓していく。気が付くとこんなに沢山・・・。窓から猫が入ったり出たり出窓でジャレテきたりと癒される。。コルクを挿している瓶を眺めているとコルクに虫が大量に集まって来ており、いかにフルーティな香りと美味しさかが伺える・・・・虫が集まっている瓶とエチケットを見てみると何故かノンフィルトレに集中している真横にある通常のキュヴェには集まっていない。それだけフィルターを通していない物には魅力があるかが伺える。 この後も、ピノノワール→クレマン→オー・ド・ヴィーフリュイ(フルーツの蒸留酒)→マール等々至福の時間も気が付けば訪問から8時間に及んでいました。。。そりゃ暗くなってくるわと納得。 最後にここまで酸化し難いワイン作りに関して 今までのワイン作りは酸化を防ぐ為に酸化防止剤を入れたり、栽培段階で葡萄に薬や栄養を与え本来の生命力を殺してしまっている。それは本末転倒であり本来のワインでは無いと彼らは言う。 栽培段階から葡萄を自然環境の中で厳しく愛情を持って育てて行けば自ずと酸化し難い強い葡萄になり更には酸化し難いワインが出来る。それが自然の法則であると彼らは平然と言う。 それらを踏まえて考えると彼らの剪定や栽培、葡萄の残し方、醸造のセンスも当然ありきではあるが毎日の畑仕事をきちっとこなす事が一番大事であると思う。殺虫剤を撒く前に手で虫を取る。除草剤を撒く前に不要な草は手で取る。葉っぱに光が良い状態に当る様に残す葉っぱを考える。等だと思う。 私はワインは畑仕事の集大成なのであると思う。ただ、無農薬で育てたから、ビオの承認を受けているから、有名な生産者だから必ず美味しいとは思えないのもその年毎の醸造の仕方等に左右される賜物なのだと思います。
by fumi-sama
| 2007-12-20 09:07
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