2007年 02月 23日
PATRICE RION BOURGOGNE 2002 パトリス・リオン ブルゴーニュ 2002 ブルゴーニュのダニエル・リオンの長男が勤めるネゴシンア・ヴィニフィカトゥール。 通常ネゴシアンとは契約する生産者から葡萄や絞った後、樽に詰めた葡萄ジュースを買い、自社にて醸造、瓶詰めし販売する業者の称号。 一方、ドメーヌとは自分の畑で出来た葡萄を自分で醸造し瓶詰め、販売を行う違いがあります。 作り手の名前に「ドメーヌ・~」と付く場合は上記の自家生産葡萄、自家醸造だと思って大丈夫です。 パトリス・リオンはネゴシンア・ヴィニフィカトゥールと言うカテゴリーでこれは自分の畑と同じクオリティを求める為に生産方法や農薬の有無、栄養剤や除草剤の添付、収穫量、時期等を全て自分の意思で決める事ができる形です。 こうして出来上がった彼のワインはとても素晴らしく、自畑を持たない為コストが安く、ワインも価格とは全く見合わない程の素晴らしいワインになります。是非!飲んで下さい。(自畑も一部持っていますがまずはこれを!) 最近、うんざりしているメーカーの販売文句をそのまま謳って、多く売り上げようとする酒屋さんの流れがあり、これもその一つ。「シャンボール・ミュジニー100%のブルゴーニュ・ルージュ」と・・・・。調べると本当は道を挟み、区画は全く違っている。 しかし、ジュブレィ・シャンベルタンとは違いシャンボール・ミュジニーは畑の下の土壌の違いが顕著では無いためそのような言い回しが出来ると思う。と言う事は逆に考えると良い作り手がここで造ったワインは本当にシャンボールミュジニーとして販売しても可笑しくない味が出来ると言う事です。シャンボール・ミュジニーをこよなく愛する私は謳い文句に釣られついつい 我慢できずに仕入れました。結果本当にシャンボール・ミュジニー香がムンムンと充満しています。味は少し若樹の葡萄から作られた弱い感じは否めませんが充分の気品のあるチェリー!優雅な佇まいを味わえます。 成長や、ダレ具合を見るために4日間に渡って試飲しましたが全くへたる事無く香りも落ちない。 これは驚きのブルゴーニュ・ルージュ(ブルゴーニュワインの一番格下でお手頃な日常用に向く若いワイン)です。私の家の小さなリビングをシャンボール・ミュジニーの香りで覆うには充分なパワーがあります! 当たり年の2002年、良い熟成を経て飲み頃を迎えれています。一番安いワインでここまで美味しいと彼の上級のワインも飲んでみたくなりますが十二分に楽しめます。酒屋さんに在庫があれば追加注文を入れますが人気がある作り手でしかも2002年物、美味しい、安いの3拍子以上揃ったワインですのであれば数は増えています。お急ぎ下さい! (1ヶ月以内でしたら御来店に合わせてお取り置きを致します。お問い合わせ下さい)
by fumi-sama
| 2007-02-23 08:14
| Vin ワインの事
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